ただでさえ経年劣化によって発生してしまう家の雨漏りですが、近年では台風による暴風雨や地震など、異常気象や自然災害の多さがより雨漏りの起こる頻度を上げている印象もあります。

そうした不確定要因は仕方ないとしつつも、雨漏りが起こるセオリーというものを押さえておかないと、適切な時期に適切な対応が取れなくなってしまいます。

まずは雨漏りが発生する個所とその原因について、同時に対応方法についての知識も必要です。

屋根から雨漏りがする原因と対策

もし雨漏りの原因が屋根にある場合には、天井や壁に染みができたり、ぽたぽたという水漏れの音で気が付くことでしょう。

屋根瓦が問題の場合は、雨漏りをしている頭上の瓦がズレていたり、飛ばされて紛失していたり、ひび割れなどの被害がないかを確認し、その個所を交換・修繕することで対応が可能です。

もし瓦に問題がなければ、その下に施されている下地の建材や防水シートの劣化による破損が考えられます。

この場合は、張替や交換が必要です。

スレート屋根の場合も、破損している箇所を見つけて修理や交換という流れになります。

いずれにしても、屋根からの雨漏りは塗装ではなく、修理で対応することが基本です。

外壁から雨漏りがする原因と対策

反面、外壁からの雨漏りは発見しにくいのが特徴です。

外壁にできた隙間から侵入した雨水は、横に移動せずに壁を伝って下に流れていくことがほとんどです。

しかも、壁の中には防水紙や断熱材など水分を遮断する素材によって、壁の内側まで染み出てくることはまれです。

それでも染み出てくるということであれば、それはもうかなり壁の内部が腐食しているか、一度に大量の水分が流入したかのどちらかであろうと判断できます。

原因となる個所についても、窓のサッシ周りにできたギャップ、サイディング素材の継ぎ目のシーリングが劣化したことによるひび割れ、外壁に生じたひび、サイディングの一部が反りあがってしまってできたギャップ、クギなどを抜いた跡、水除けの金具部分のサビや破損など多岐にわたりますので、こうした原因特定は素人には到底困難です。

外壁塗装の業者は壁そのもののプロフェッショナルですので、早期に相談することが雨漏りの被害を最小限に留める方法です。

プロの目による原因特定がなされれば、生じてしまった原因であるギャップを埋めてから、改めて外壁塗装を施すという根本的な改善を期待できます。

松江市の塗装業者・株式会社錦では、そうした雨漏りの修理についても、原因の究明から修繕、塗装までをトータルにサポートしています。