屋上やベランダには水が溜まりやすいため、防水塗装が必要です。
直接雨水を受ける屋根も水が溜まりやすい場所ですが、屋根には基本的に人が乗らないため、雨水が流れ落ちるように勾配を付けることができます。
屋上やベランダではそれができないため、屋根よりもしっかり防水工事を施さなければなりません。
屋上やベランダの防水塗装にはおもに2種類ある
屋上やベランダの防水では、ウレタンによる防水塗装とFRP防水という2種類の方法が一般的に選ばれています。
ウレタン防水の特徴
ウレタンによる防水塗装とは、ウレタン樹脂を混ぜた塗料を重ねて塗っていくことで、水分が浸入しないようにする方法です。
塗料が扱いやすくて価格も低め、それにベランダのような狭い場所でも作業しやすいなどの利点があるため、ベランダの防水ではよく選ばれています。
一方、耐久性の点では他の工法より劣り、気温差によるひび割れが発生しやすいなどのデメリットもあります。
また、ウレタンによる防水塗装には詳しく見るとさらに2つの方法があります。
一つは密着工法といって、屋上やベランダの下地にウレタンを密着させる方法です。
この場合、雨水の逃げ場がなくなるため、水分が下地とウレタンの防水層との間に溜まりやすいという欠点があります。
そのため、現在ではあまりこの方法は選ばれていません。
今のウレタン防水の主流は通気緩衝工法という方法です。
この方法では、通気孔のあるシートを取り付けてから、その上にウレタン樹脂を塗装します。
これによって空気が通りやすくなるため、水分が溜まりにくいのがメリットです。
FRP防水の特徴
もう一つのFRP防水とは、ガラス繊維強化プラスチックを用いた特殊なシートでコーティングする方法です。
1~2時間あれば塗装が乾燥するため、早く終わらせたい場合に向いています。
また、熱などに対する耐久性が高く、防水層にも強度があるため防水効果が高いです。
ただし、ウレタンよりも費用が高く、ひび割れなどができやすいというデメリットがあります。
頻繁に塗装をやり直すとなるとコストパフォーマンスもよろしくありません。
それを防ぐには、定期的に業者に点検してもらう必要があるでしょう。
屋上やベランダの防水工事は技術と経験を要するデリケートな作業
屋上やベランダは人が乗る場所ですので、そこの防水は非常にデリケートな作業になります。
仕上がりのクオリティーは、業者の技術力や経験に左右されるでしょう。
ですので、信頼できる業者を選んでください。
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