サイディングボードによる外壁の塗装では、シーリング(コーキング)の打ち替え工事も行います。
シーリング(コーキング)とは、サイディングボードの隙間に充填されているゴムのような柔らかい樹脂のことで、これを隙間に注入することで外部から水分の浸入を防いでいるのです。
このシーリング(コーキング)が劣化して本来の機能が失われてしまうと、防水効果がなくなり雨が降った時に雨水が建物内部に入り込んでしまいます。
ですので、塗装工事ではシーリング(コーキング)材の充填も欠かせないのです。
劣化するシーリング(コーキング)
シーリング(コーキング)の劣化の原因はさまざまです。
たとえば、雨水、日光の紫外線や熱などに晒されるうちに表面が劣化してしまいます。
また、地震などの揺れにより物理的に破損することもあります。
最初は弾性があるために、柔軟に膨張・収縮を行い、外部からの劣化要因にも対応できるのですが、時間が経過するうちに徐々に劣化していき、その性能を失ってしまうのです。
そうなると、シーリング(コーキング)の損傷は加速度的に進行してしまいますので、早急な打ち替え工事が求められます。
一方、外壁塗装に用いられる塗料は年々品質がアップしており、耐用年数も長くなりました。
以前主流だったシリコンやウレタン系の塗料に代わり、今ではフッ素塗料や無機塗料がよく用いられています。
これらの塗料は15年から20年以上もの耐用年数を誇り、外壁の塗り替えの頻度を大きく減らしました。
ところが、塗料は進化しても、サイディングボード間を充填するシーリング(コーキング)が先に劣化してしまっては、雨漏りなどの問題が発生してしまいます。
それではせっかく高い費用を払って高品質の塗料で塗装する意味がありません。
オートンイクシードとは
そんな折に登場したのが、オート化学工業の「オートンイクシード」です。
以前、同社は「イクシード15+」という製品を販売していました。
こちらは、その名の通り15年以上の耐用年数を持つシーリング(コーキング)材です。
これでもそれ以前のシーリング(コーキング)材と比べて高い耐用性だったのですが、「オートンイクシード」はそれよりもさらにすごい、30年超もの耐用年数を実現しました。
「オートンイクシード」は従来のシーリング(コーキング)材よりも若干コストは高めです。
ただ、30年超の耐用年数があるということは、打ち替え工事の頻度が大幅に少なくなるということを意味します。
そのため、長い目で見れば結果的に大きな節約につながるでしょう。
外壁塗装やシーリング(コーキング)材の打ち替え工事のことは、松江市の錦にご相談ください。