ゴムのように高い弾力性を持つ塗料のことを弾性塗料と言います。
弾性塗料にはさまざまなメリットがあるとされ、今では外壁塗装でもよく用いられているのですが、具体的にどのようなメリットが期待できるのでしょうか?
ひび割れに強い
弾性塗料は、一般的な塗料と比べて塗膜のひび割れに強いのが特徴です。
塗膜にひび割れを発生させないことで、建物の外観を美しく保つともに、雨風から建物を守ります。
建物の外壁には、経年劣化によりどうしてもひび割れが発生するものです。
地震のような大きな振動はもちろん、近くを通る車のわずかな振動でもひび割れの原因になります。
もちろん、雨や雪なども大きな原因です。
弾性に欠ける塗料の場合、外壁にひび割れが発生すると、形成している塗膜もともにひび割れてしまいます。
つまり、雨が降った時はその雨水が塗膜と外壁のひび割れを通って、建物の内部まで侵入してしまうということです。
水分が内部に侵入すれば、建物を支えている建材にも大きなダメージが及びます。
そのリスクを下げる効果が高いのが弾性塗料です。
外壁にひびが入っても、塗膜がそのひび割れに沿って伸びるため、塗装の表面までひび割れてしまうことを防ぎます。
高い防水性能
塗膜がひび割れに強いということは、建物の内部まで水分を侵入させないということです。
外壁に沿ってぴったり塗膜が密着しているため、雨が降った時に高い防水性能を発揮します。
モルタル壁に最適
外壁の材質のなかでも、特にひび割れが発生しやすいのがモルタルです。
上述のように、弾性塗料には外壁のひび割れに沿って塗膜が伸びる働きがあるため、劣化が早いモルタル壁もしっかり守ってくれます。
もしお宅の外壁がモルタル壁なら、ぜひ弾性塗料での塗り替えをご検討ください。
弾性塗料の注意点
弾性塗料にもいくつか注意すべきことがあります。
一つは、耐用年数が非弾性の塗料よりも短くなることです。
シリコン塗料は12~15年という長い耐用年数で知られていますが、弾性のシリコン塗料となると、それが8~12年程度に短くなります。
厚塗りすることで多少長持ちさせることもできますが、当然、その分コストがかかることに注意です。
弾性塗料でのもう一つの注意点が、施工の難易度の高さです。
弾性塗料は通気性があまり良くないため、完全に乾燥していない外壁に塗装すると、内部に水分が溜まって塗膜が膨張してしまうことがあります。
それを防ぐには、弾性塗料での施工実績が豊富な業者に依頼することです。
その点、松江市の錦には豊富な実績があります。
弾性塗料での塗装のことならお任せください。