住宅・工場の建設や屋根のリフォームを検討している人にとっては、相談している業者から遮熱塗料についての説明を受けることがあるかもしれません。
そのラインアップの一つに、低汚染かつ超耐久型と言われ、アクリルシリコン樹脂系で屋根専用の遮熱塗料であるクールタイトSiがあります。
遮熱塗料とは、一般的なシリコン塗料やフッ素塗料に遮熱効果を持たせた塗料です。
日光に含まれる赤外線を反射することにより、太陽熱を室内に入れずに屋根でシャットアウトし、室内の空調管理を容易にします。
室内で使う冷房の節約に加え、建物への熱損傷を和らげることへもつながります。
クールタイトSiの特徴
エスケー化研が製造するクールタイトSiは屋根専用の塗料で、最大の特徴は日光を反射する遮熱効果を有することです。
特に夏場にあっては、日差しの強い日光を反射することにより、太陽熱がそのまま室内に影響を及ぼすことを防ぎます。
低汚染機能によって屋根に汚れが付着することを防ぎ、防カビ・防藻性にも優れ、その結果として遮熱効果の低下を最小限に維持します。
製造元のエスケー化研によると、その耐久性は7~12年継続するとされており、その効果が維持されている期間は外気温と内気温で6~7度の差を生み出すことが可能であるという実験結果も公表されています。
他の塗料に比べて遮熱効果という特性が上乗せされている分、価格も比較的に高めに設定されています。
クールタイトSiを使用するには
実際にクールタイトSiを使用できる屋根は、金属屋根とスレート屋根の2種類です。
残念ながら瓦屋根には使えません。
油性の製品のため、実際の使用に当たってはシンナーで希釈しながら使われますが、副次的にシンナーによるアレルギー性の影響を受けそうな家族がいる場合には、専門家である外壁塗装業者に相談の上、水で希釈できるタイプの製品に変える必要も考慮しましょう。
実際の作業では、まずは足場を組んで隣近所への飛散防止のネットを張り、屋根の洗浄を行います。
必要があれば屋根のひび割れ箇所の修繕を行い、古い塗膜を剥がし、養生を施した後に下塗りを行います。
その後、中塗り、上塗りの工程で、遮熱効果を最大限に得られるためにきちんと決められた量のクールタイトSiを塗ります。
松江市の塗装業者・株式会社錦では、こうした工程をしっかりと行った上で、さらに細かいところまで塗り残しがないか、綿密な点検を行います。
足場の解体後の清掃まで、きっちりと責任を持って最後まで対応します。