漆喰外壁は世界中の歴史的な建物の壁にも多く使われており、そのデザイン性の高い見た目の美しさで、常に人気が高い外壁です。
近年の自然素材への関心などから、さらに需要が高まっている感のある漆喰ですが、価格と耐久性から考えるコストパフォーマンスの実情などについては、その情報はあやふやかもしれません。
漆喰外壁とは?
漆喰外壁とは、自然由来の素材である石灰と粘土を練り合わせて作る、漆喰を塗った外壁を指します。
一般の住宅にはもちろん、世界中の歴史のある建築物にも用いられており、例えば日本のお城の漆喰外壁を見ても分かるように、その重厚感や高級感は強く人々の目を引きます。
また、その見た目だけでなく、防火性と耐久性の高さも漆喰外壁の特徴です。
漆喰の成分が年月を経るごとに二酸化炭素を吸収して固くなり、定期的に手入れすれば100年以上の耐久力を誇ります。
そのメンテナンスは左官職人の手作業で行われるため、独特のナチュラルな味わいが期待できる反面、下地を撤去してから新しく漆喰を塗り直すことになれば、費用はさらに高額になります。
漆喰外壁のメリット
漆喰を使用する最も大きなメリットは、石の壁と同程度の高い防火性を持つこと、また耐久性が高いことから、長期間にわたって安全に過ごせることでしょう。
さらには、左官職人の手によってさまざまなデザインを施すことが可能であること、静電気を溜めにくい性質でホコリを表面に付着させにくいことから、外見の美しさの設計と保存にも強みを発揮します。
そして、居住性を高める特徴として、室内の音が外に漏れにくい、外界からの騒音が少なくなるという防音性の高さも挙げられます。
さらに、表面の目に見えない多数の小さな穴が湿気をコントロールするという殺菌作用があるため、カビやダニの発生を抑える「呼吸をする壁」と呼ばれており、近年の研究ではインフルエンザウイルスを死滅させる効果もあるとされています。
シックハウス症候群を引き起こす揮発性有機化合物を吸収して分解する機能もあり、快適に過ごすために役立つ特徴を兼ね備えています。
漆喰外壁のデメリット
こうしたさまざまなメリットを有する漆喰外壁ですが、一番のデメリットは傷がつきやすい特徴でしょう。
そのため、定期的なメンテナンスは欠かせませんし、塗装面が大きくなればなるほど工期が長くなり、費用も高額になることを避けられません。
松江市の塗装業者・株式会社錦では、漆喰外壁塗装を考えているお客様に、メリットとデメリットを最大限に考慮した提案をしています。